頭頸部強度変調放射線治療を受けた患者さんへ(臨床研究に関する情報)
当院(新潟大学医歯学総合病院)では、頭頸部強度変調放射線治療の最適化を目指し、以下の臨床試験を行なっており、患者さんに協力をお願いしています。
①研究課題名:
頭頸部強度変調放射線治療における金属アーチファクトの輪郭抽出作業時間への影響に関する研究
②対象者及び対象期間:
2018年1月1日から2020年12月31日の間に頭頸部強度変調放射線治療を受けた患者さんが対象になります。
③概要:
頭頸部放射線治療の治療計画立案において治療の精度を保つために口腔内の金属修復物の対応が重要になります。
一方で、金属修復物があると治療計画の作業時間が増え、放射線治療の開始が遅くなる恐れがあります。
しかし、金属修復物と治療計画作業時間との関係は明らかにされていません。
そこで、私たちは金属修復物と治療計画作業時間との関係を解明することにいたしました。
④承認番号:
2021-0265
⑤研究の目的・意義:
本研究は、頭頸部強度変調放射線治療の治療計画作業時間と金属修復物との関係を解明することです。
これが分かることで、金属修復物の治療計画作業時間への影響が解明でき、治療計画の時間短縮につながり、放射線治療に携わる医療者の負担軽減だけでなく、放射線治療の開始時期を早められる可能性が期待できます。
⑥研究期間:
倫理審査委員会承認日から2022年4月10日まで
⑦情報の利用目的及び利用方法(他の機関へ提供される場合はその方法を含む。):
すでに頭頸部強度変調放射線治療が終了している患者さんの計画CTデータとMRIの画像データを利用させていただきます。
使用するデータは個人が特定されないように匿名化を行います。
研究の成果は、学会や専門誌などの発表に使用される場合がありますが、名前など個人が特定できるような情報が公表されることはありません。
⑧利用または提供する情報の項目:
病歴(年齢、性別、病名)放射線治療計画CTデータ、治療計画前に撮影されたMRIの画像データ
⑨利用する者の範囲:
新潟大学 歯科放射線科 勝良 剛詞
新潟大学 放射線治療科 棚邊 哲史、中野 永、坂井 まどか
⑩試料・情報の管理について責任を有する者:
本学:新潟大学 歯科放射線科 講師 勝良 剛詞
⑪お問い合わせ先:
所属:新潟大学 歯科放射線科
氏名:勝良 剛詞
Tel:070-6512-8102
E-mail:katsu@dent.niigata-u.ac.jp
Last updated at December 28, 2021
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本ページに関する問い合わせ先:林 孝文(hayashi@dent.niigata-u.ac.jp)