[科目英文名] |
Eating and tasting 2 |
[聴講指定等] |
全学部 |
[概要] |
生命保険会社の「好きなことは?」のアンケートで,子どもからお年寄りまで,「食べること」が第1である。人生80年の時代に入った。おっぱいを飲むところから始まる長い長い食人生,いかに楽しく健康に食べて行くかを,学生自身が考えることを目標に,この共通科目を開講した。『食べるT』を受講した人も,新たに受講する人も,共に『食べる』を考えることができるように構成した。
『食べる』を支えている歯と顎,いかにアジを感じるかなどを学ぶ。また,農学部の鈴木教授や新潟食の陣の本間龍夫氏らの協力を得て,『食べる』を幅広くとらえるとともに,拒食症や食べることの障害などについても取り上げる。さらに,各国からの留学生の協力を求めて,世界の食べ物・食文化についても触れてゆく。
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[達成目標] |
一生涯,どうしたら楽しく食べられるのかを学生自身が考える。 |
[受講要件等] |
1.テキスト及び参考文献を授業前に読んでおくこと。
2.毎回レポートを課す。 |
[履修上の注意] |
1.『食べる』の科学 (10月3日)(野田 忠・医歯学総合研究科)
2.上手に『食べる』 (10月10日)(田口 洋・歯学部附属病院)
3.口腔の健康と『食べる』 (10月17日)(大島邦子・歯学部附属病院)
4.『食べる』を支える歯と顎 (10月24日)(大島勇人・医歯学総合研究科)
5.夢の加工食品−超高圧加工食品- (10月31日)(鈴木敦士・農学部)
6.新潟の食文化 (11月7日)(本間龍夫・新潟食の陣)
7.コーヒーと新潟 (11月14日)(山田和子・ケルン)
8.味の不思議 (11月21日)(真貝富夫・医歯学総合研究科)
9.食の病(やまい) (11月28日)(七里佳代・保健管理センター)
10. 食べることと脳の働き (12月5日)(山村千絵・非常勤講師)
11. 食べることと老化 (12月19日)(野村修一・医歯学総合研究科)
12. 縄文人と食生活 (1月9日)(滝沢規郎・新潟県教育委員会)
13. 世界の食べ物 (1月16日)(野田 忠・医歯学総合研究科)
14. 食べる障害と高齢者社会 (1月23日)(植田耕一郎・医歯学総合研究科)
15. 『食べる』まとめ (1月30日)(野田 忠・医歯学総合研究科) |
[授業計画] |
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[成績評価の方法と基準] |
レポートにより評価する。
レポートは講義の概要のまとめ方,講義内容からの考察を主に評価する。 |
[使用テキスト] |
オリジナルプリント |
[参考文献] |
ブックレット新潟大学5『食べる』 新潟日報事業社,1600円 |
[備考] |
平成13年度以前に入学した学生が履修した場合は,教養科目の総合科目群で自然科学系となります。 |