<Tooth-Dev マナー集> 
2002.10.22.版

◆1.楽しい議論の場にするためのコツ

<基本は自分がされてイヤなことは他の人にしないようすることです>

1-1. 単刀直入に主張だけを書かないようにしましょう。
1-2. 自分と反対の考えを持っている人がいることも念頭に置きましょう。

1-3. 相手の主張を尊重しましょう。
1-4. 感情的にならないようにしましょう。

1-5. 自分の言論に責任を持ちましょう。
どうしてそう思うのか、理由やいきさつを書くようにすると、説明不足による大きな誤解が防げます。また、バックグラウンドが違うと、なかなか理解されにくい場合もあるものです。相手の主張をよく理解し、尊重してから、自分の意見を送りましょう。議論のキャッチボールこそ当事者や読み手にとって楽しいものです。

また、ネガティブな議論ではなく、ポジティブな議論になるようお互いを尊重し、どうやればいい方向に話が向くかいつも考えましょう。密な議論に発展したときは感情的にならずに、反論をする前に自分の書いたメールを読み返し、相手の気分を損ねるような内容になっていないかを確認する心の余裕を持ちましょう。不特定多数の人の前で、発言しているのです。自分の言論に責任を持ちましょう。


◆2.内容についてのマナー


2-1.メールの件名(Subject)は、内容の分かるものにしましょう
「教えてください」などの曖昧なタイトルは避けましょう。中味を反映したタイトルにしてください。
誰かのメールに対して返信する場合でも、タイトルからずれた話題になりそうな時には、遠慮なくタイトルを変えて内容に即したものにしてください。こういうタイトル変更を「スレッドを変える」といいます。後で読み返すときなど、大概はスレッドで追っていきますから、話の流れがつかみやすくなるはずです。
2-2. ML で流す内容か、個人宛ですむ内容か判断してから送信しましょう。
MLは、参加しているメンバー全員が見るものです。特定個人だけに必要な内容や当事者同士だけしか分からない内容のメールのやりとりには使わないようにお願いします。また、個人に対する返信でも、他のメンバーに対する配慮をしてください。なるべくたくさんのメンバーが参加できるように心がけましょう。
2-3.メールの最初で、まず名乗りましょう。
メールは末尾の署名がすぐには読めないものですから、冒頭で「○○大学の○○です」といった感じで名乗るのが習慣になっています。そして、すぐに用件に入ることが普通です。
2-4.MLで何か教えてもらったら、お礼や返答をしましょう。
「親しき仲にも礼儀あり」。MLで何か質問をして答えてもらった時には、お礼の挨拶や結果報告をするようにしましょう。といいますのも、質問に答えてくれる人は、そのために時間を割いて答えてくれているのです。自分では何も調べずに安易に質問ばかり繰り返すのもよくありません。

また、返事の中にあなたの疑問が晴れたのかどうか、とか結果の報告などが書いてあれば、他の人の参考になりますし、追加のコメントなどもしやすくなるでしょう。こうしたやりとりによって、話題が展開し、多くの人の興味をひくものとなります。「あなたの疑問はみんなの疑問」なのです。
2-5.返信の際、引用は最小限に削りましょう。
<全文引用は御法度。引用は短く、話を発展させる返信を!>

メールのやりとりは自分の答えに必要な部分だけを残しできるだけ簡潔に短くというのが本質です。元のメール全文を後ろにつけた返信は、あまりいいものではありません。
2-6.見やすい位置で改行を入れましょう
1行の文字数があまりに長いと、受け取り手のメーラーによっては、改行が乱れ読みにくいメールとなります。大体の目安は1行あたり35ー40字になるように改行をしてください。メーラーによっては自動で改行が挿入されますので設定をチェックしてください。また、長文の時などは、段落と段落の間に1行程度の空行を入れるのもひとつのテクニックです。

◆3.形式についてのマナー


3-1.文字化けに注意しましょう。
<半角かな、機種依存文字を使用しないでください>

言語コードの設定や使用した文字によって、文字化けすることがあります。半角カタカナ・罫線・旧漢字・機種依存文字(「TELマーク」「ミリメートルなどの単位表記」「カッコ株」などの文字を一文字で記号化したもの・「まる1」などの丸付き文字)の使用はなるべく避けましょう。 機種依存文字のリストはこちら(FAQ集の項目4)
3-2. HTMLメールはなるべく避けましょう。
HTML形式のメールはメーラーによっては添付ファイルになったり、またはタグだらけの見にくいメールになってしまうことがあります。メーラーによっては、HTMLメールがデフォルトになっているものもあります。設定をチェックしておきましょう。
3-3. 添付書類はなるべく避けましょう。
各人のマシン性能や通信環境を考慮し、MLでの使用はなるべく避けるよう心がけましょう。本人が意図しなくてもウィルスの感染経路になる場合もあります。やむなく添付する場合にはサイズを落としたり(500kB 程度まで)、Windows や Macintosh 双方のユーザがいることに配慮しファイル名に拡張子をつけましょう。

画像や特定の形式のファイルを公開したい場合は、ホームページにアップしてURLをMLで知らせるというやりかたがスマートです。

添付の注意事項はFAQ集の項目1 を参照してください。画像添付の際のサイズについてはFAQ集の項目2 が参考になると思います。

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