病理診断案内

病理検査で確実な診断があれば安心して診療できます

「科学的根拠にもとづいた歯科診療」には各種検査が必須ですが、このなかでも病理検査は確定診断をおこなうための唯一の方法です。本院では病理検査室を開設し、日本病理学会認定口腔病理専門医を配置して、口腔外科的疾患はもちろん歯周病、歯内療法、補綴学的診療のあらゆる歯科診療の場面に対応しています。的確な最終診断が得られる環境をご利用ください。

各診療施設から直接病理検査を依頼される場合

  • 病理部歯科病理検査室が窓口になって、当検査室の口腔病理専門の病理医による細胞診、組織診の病理検査を受託しています。
  • 病理検査費用は保険請求できます。組織検査の場合860点、細胞診の場合190点、そのほかに口腔病理判断料130点、免疫染色400点が加算できる場合があります。このほかに、試料採取料、処置料が算定できます。
  • 組織診は病変の一部を切除しておこなう生検のほか、抜去された歯、抜歯窩や歯周ポケットの掻爬物等もそのまま検査依頼することができます。採取された組織は、10%フォルマリン液に浸漬し密栓し、患者名をいれたラベルを貼布して直接持参または郵送してください。
  • 細胞診は液状化検体細胞診を用いた細胞採取方法が推奨されます。実施が困難な場合は、歯間ブラシなどで病巣を擦過するか、掻爬・吸引物、分泌物等をスライドグラスに塗抹し、アルコールに浸漬固定後乾燥させてください。
  • ご注意:検体容器・スライドガラスには、患者氏名を明記していただけますようお願いします。

お問い合わせ

電話:025-227-2837
住所:〒951-8514 新潟市中央区学校町2-5274 新潟大学歯学部口腔病理学分野